かんばんは、浩二です。
先日、社内で意思決定に関する研修を受けました。
その中で印象的だったのは、
「意思決定においては、目的・基準・前提の3つが明確であることが重要」
というフレームです。
私たちは日々、何かしらの判断をしています。
ですが、その判断はしばしば「前提」に左右される。
つまり、見えていない背景をどれだけ正確に捉えられるかが、その意思決定の質を決めてしまうということです。
特に難しいと感じたのが、「背景を知る」こと。
どうしても私たちは、目に見えるものだけを見てしまいます。
言動や数値、表面的な態度……それらを材料に予測を立てても、全く的を得ていないことが多々あります。
相手の背景を知るには、2つの方法が考えられます。
-
本人との信頼関係を築いて、直接聞くことができる
-
自分が同じような性格や境遇で、自然に共感できる
しかし、後者はなかなか現実的ではありません。
そして前者も、すぐに得られる関係性ではないのが実情です。
だからこそ、私は思いました。
背景を正しく知ることそのものよりも、
-
見ようとする努力
-
聞ける関係性を築こうとする姿勢
この「向き合う意志」こそが、第一歩なのではないかと。
…そう考えていた時、ふと別のことに気づきました。
「相手の背景を知ろう」としている私は、
果たして自分自身の“前提”をどれだけ理解しているのだろう?
誰かの行動に違和感を覚えたとき、
なぜそう感じたのか——
それは、相手の問題ではなく、自分の思い込みや常識のフィルターによるものかもしれません。
背景を知るとは、
相手の奥に踏み込むことではなく、まず自分の立ち位置を確認することなのかもしれない。
色々と考えされられる素晴らしい研修でした。
こういった研修を受けられる会社の環境に感謝ですね。
沖縄で看板を設置したい方は、エーツーサインまでお声掛けください。