かんばんは、浩二です。
我が家のトイレの神様と呼ばれる本「ベルゼバブの孫への話」ですが、

最初にこの本の話を書いたのは、2018年5月の社員ブログでした。
「もし馬鹿騒ぎするなら送料も含めて徹底的にやれ」という挿話。
ある二人の旅行者が、旅行先で朝からお酒を飲んでバカ騒ぎしています。
その内の一人が息子から本を買ってほしいとの頼まれごとを思い出し本屋に寄ります。
本屋では、400円と値札が書かれていたので、レジに持っていくと、なぜか600円だと言われます。
「そんなバカな事があるか!」一気に酔いも醒めて抗議すると、200円の差額は「送料」だと本屋の主人から説明されました。
そんなやりとりの中、もうひとりの旅行者がこういうのです。
「気にすることはないよ。なあ。やっぱりこの本を買うことにしよう。」
「どのみち今日われわれは馬鹿騒ぎをしているのだから」
『もし、馬鹿騒ぎするなら送料も含めて徹底的にやれさ』と。
あれから、7年の月日が経ち、このグルジェフという人がいかに痛烈に人間と言う存在を批判しているかが、やっと理解出来てきました。
確かに、副タイトルには「人間の生に対する客観的かつ公平無私なる批判」と書かれていますので、この視点で読み解くと一気に謎が解けてくるのです。
つまりこういう事です。
⓵まず前提条件として、この二人は朝からお酒を飲んでバカ騒ぎをしており、旅行先で【散財】しているという状況
⓶グルジェフは、こういう人間のバカな行為を痛烈に批判したいが、読者に気付かれにくい仕掛けとしてこの挿話を置いた。
⓷では何が馬鹿な行為かというと、旅行先では朝からお酒を飲んで散財するくせに、本(知識・成長)には送料すらケチる。
グルジェフが伝えたかったのは「本当に価値があるものにはケチり、どうでもいい浪費には無自覚に金を使う」
この人間の矛盾を強烈に突くための挿話だったのだと7年越しにアハ体験する事が出来ました。
「送料を含めて徹底的にやれ」とは、価値あるものには全投入(コミット)せよの比喩。
グルジェフがこの本を創作した逸話の中に、直ぐには気付かないが、人間の機械的な部分をじわじわと破壊し、進化を促すという目的があると聞いた事があります。
他にも沢山の逸話がこの本にはあり、その物語を紐解くことで、何を伝えたかったかの謎解きがやっとスタート出来そうです。
次回は、親友の頭突きを腹にくらい、気を失った挿話の話を解説したいと思います。
この話を通して、グルジェフは人間の何を批判したかったのか?
そこを読み解いていきたいと思いますが、それにしても分かりづらい、ひねくれている、読み解くのに時間がかかる割に文字数が異様に多い。
でも、この本が未だに新刊として発刊し続けてるのは事実なので、凄い事だなと感じました。
ちなみに初版は1950年なので、約70年前の本となります。
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