かんばんは、浩二です。
最近、社内でも「癒される〜」という声が絶えない存在——
それがちいかわたちです。
今回紹介するのは、ちいかわ×回転寿司のコラボフィギュア。
うさぎ・ハチワレ・ちいかわの愛らしい姿が、お寿司になって回ってくるという…なんともシュールで可愛らしい世界観。
でも、この「可愛い」だけでは終わらないデザインの奥深さに、
キャラクターづくりを考える立場としても学びが詰まっていると感じます。
■ ちいかわは「余白のキャラ」
ちいかわの特徴は、極限まで削ぎ落とされたデザインにあります。
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瞳も口も最小限
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頭が大きく、手足は小さく丸みを帯びている
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線は太く、パーツも少なく、色数も控えめ
つまり、「シンプルである」ということが、逆に想像の余地=余白を与えています。
見る人の感情を写しやすく、自分の“内面”を投影しやすい構造になっているんですね。
■ 「可愛い」だけじゃない、どこか切ない世界観
ちいかわの世界は、ただのほのぼのキャラに留まりません。
原作漫画では、日々の努力、理不尽な社会、生きづらさ、ささやかな喜び……
現代人が共感できるテーマが、柔らかいビジュアルに包まれて語られます。
つまりこれは、「かわいさ」の中にある**“人間味”や“哲学”**が、多くの人の心に刺さっているのです。
■ なぜ今、ちいかわが必要とされるのか?
SNS時代のキャラクターは、単にビジュアルが良いだけでは生き残れません。
「自分と重ねられるか」「感情を移せるか」が鍵です。
その点、ちいかわたちはちょっとした不安や喜び、日常の揺れを静かに表現してくれる存在。
デフォルメされているのに、どこかリアル。
それが多くの人にとっての“癒し”や“共感”となっているのでしょう。
■ サインやロゴも「余白と共感」が大事?
実は、看板やロゴデザインの世界にも、ちいかわのような**「シンプルだけど残る形」「意味より感覚に訴える構造」**は重要な視点です。
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見た瞬間に伝わるか?
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感情を引っかける“柔らかさ”があるか?
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理屈より「空気感」が届くか?
そんなデザインのあり方を、ちいかわは教えてくれているような気がします。
ちいさくて、かわいくて、
でもなぜか忘れられない存在——
それはきっと、見る人の心に寄り添える余白があるから。
キャラクターもサインも、
そういう“静かな力”を持つ存在を目指したいですね。
沖縄で看板はもちろん、キャラクターデザインをご用命の方いましたら、エーツーサインまでご連絡いただければ幸いです。