かんばんは、浩二です。
人の心の成長を調べると
0~1歳は、本能
2~12歳は、超自我
13歳~は、集合的な権威に従う
という傾向があります。
2~12歳の期間、性格というものが表出しますが、
この時期は【我儘(わがまま)】と表現されます。
あるがままに振る舞い、周囲に対する気配りに鈍感だと言えます。
13歳から集団の中での生活が始まると、権力というものに従わざるを得ない状況が生まれます。
そういう現実を知っている親は、子供の我儘を不安に感じ、【我慢】を強いる傾向にあります。
この我慢は、一見よさそうに見えるのですが、
漢字の成り立ちを調べると以下のような意味が浮かび上がります。
①自分をえらく思い、他を軽んじること。高慢。
②我意を張り、他に従わぬこと。我執。強情。
いわゆる、従ったフリという状況です。
従ったフリなので、権力者(親、先生)の前では、従順なのですが、見えないところでは違う事を行います。
これを組織に当てはめた時、どうやってその状態を見える化するかというと、
TOMO指数を用います。
TOMO指数で何が分かるかというと、
社風(風通しの良さ)と総合的動機が見えます。
この風通しは、マッキンゼー流に言うと。金を生むと言われてるそうですが、
日本的文化で表現すると、蓮根を想像するのが良いかもしれません。
蓮根は、蓮の泥と呼ばれるように、泥の中で生育し、美しい花を咲かせます。
この蓮根の穴は周囲9つの穴を空気穴として、内部まで空気を送る機能を持っています。
それでは、話を元に戻し、【我儘】という漢字を調べてみましょう。
実は我儘とは、
あるがまま、素直という意味が含まれています。
成長する上で、素直であることは、とても重要な要因です。
つまり、本当の意味で成長出来る人とは何かを考えた時に、
本当にそれをやりたい、我慢しない(苦しまない)で続けられる状態=TOMO指数が高い状態であると言えます。
もし、自分自身が、他者からのアドバイスに対して反発や、素直になれていないという状況に気付けたら、それは我慢しているなと気付くことが重要かもしれません。
そこで、一つの問いかけが出ます。
じゃ、あなたはどうなりたいの?
Want to~
その答えは、泥の中にあると解きます。
この話については、また次の機会にします。