かんばんは、「屋外広告士」山藤浩二です。
沖縄の看板を取り巻くいくつかの課題が段々と見えてきました。
まず一つに、大規模構造物の看板を設置する際に、
点検や維持管理を想定していないケースが意外と多いという事です。
これには、
建築業界と屋外広告物業界の線引きがハッキリし過ぎているというデメリットから生まれていますが、
線引きをハッキリし過ぎる事のメリットも実は存在しています。
なので、おそらく現時点での最善は、ハッキリ世界を分けるという認識だったからこそ、
このような現実が生み出されたものと思います。
この問題を解決するためには、
異なる両方の世界の情報を【通信】する必要があるようです。
「通信」するとは、白黒ハッキリ分かれた別世界を行き来して、
それぞれの世界にある自分が知りえない【情報】を認識するという事を指します。
その際に、情報を【整理】することもとても重要です。
短い表現ですが、この3つの言葉【通信】【情報】【整理】に全てを集約しました。
どこまでもシンプルにした結果、究極この図だと思ってます。
私達に出来る事は、
複雑に絡み合った問題を別々の世界に分ける事と、
分かれた世界を通信する事に尽きるのではないでしょうか。
こういう話を屋外広告士会ではしていませんが、
いつか話を聞いて欲しいとは思っています。